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震源地 東京湾
震源時 2011/08/07 12:34:35.69 緯度 35.238N 経度 139.773E 深さ 19.0km マグニチュード 5.7 Hi-ne速報値なので真偽不明 マジならフィリピン海プレート上部境界面 ただし同時刻に起きた茨城北部M4.7を間違って自動解析した可能性があります。
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東京湾は誤報のようです。 12:34,06と12:34.50の2つの茨城北部発震がHi-netで出ましたので、 1,後者単発 −−−自動観測網のソフト、ハードのトラブル 2,連発・誘発 −−−2つを切り分け出来ず混乱 という感じでしょうか。 ============ 「品川ですが揺れていない」 東京湾については100%誤報確定です。 =============================== 震源地 鳥島近海 震源時 2011/08/07 15:30:55.21 緯度 31.682N 経度 138.106E 深さ 438.0km マグニチュード 5.8 栃木県 震度1 宇都宮市明保野町 東京都 震度1 東京千代田区大手町 鳥島近海深発地震による異常震域 ですね ※太平洋プレートが伊豆小笠原海溝からフィリピン海プレートの下に急角度で潜り込んでいて、 鳥島近海では深さが400km以上に達しているんだけど(沈み込み自体は最大670kmまで続く)、 このくらいの深さになると太平洋プレートのもっと浅い場所の岩盤の重みで圧縮され、 そのストレスを解消する形で岩盤内部が割れることがある。 もう少し浅い領域だと圧縮ではなく落ち込みによる張力系の発震もありますが。 それが今回のような深発地震・・・上で触れたように600kmを超える深さまでは発震することがある。 こういった深発地震は度々起きていて、中にはM6半ばという規模の時もありますが、 たいていの場合「ヘンな所が揺れたー」でお終い(単発扱い) 一部では「ドミノ転化」という発想を元に、どこかに影響するのではという研究をしている人もいます(民間) あと2009,8,11駿河湾M6.5の前に、たまたま関連しそうな位置での深発が事前にあったので、 気にする人もいますが、地下構造を考えると個人的には偶然説を採ります。 ======================================= http://zoome.jp/zaqzaq2/diary/223/ これは8/4日記に出したもので、 個人的にはオホーツクプレートの東進(伸び)によりフィリピン海プレートの北進余地が生まれているという考え。 で、もう一つ興味深い発震が先日あって、震源位置からすると通常なら太平洋プレートの西進による境界面発震で良さげなんだけども、 発震機構解を見ると接しているフィリピン海プレートが太平洋プレート上を滑った可能性がある (どちらの節面を採るのかによるけれど片方はフィリピン海プレートの展開と調和的) http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1876963.png.html 但し震央付近のフィリピン海プレート深度はおよそ10km強、 太平洋プレートの深度は65km 太平洋プレート境界面に触れるために【必要な】フィリピン海プレート地殻の厚みは65-10=55km前後。 それに対して今の段階での震央付近でのフィリピン海プレート上部地殻の推定厚さは 40km強とされていて、 少し足りない可能性はあります。 駿河湾の方は3/15の富士山付近も含めある程度のストレス解消を果たしている感じがあるけれど、 相模湾〜房総周辺で同様のストレスが掛かるかどうか・・・ 関東フラグメント(仮説)があるとすれば、抵抗というか重しになるので微妙なんだけどね。 |