沈み込むフィリピン海プレート境界面ではなく、10kmほど更に深い震源&セントロイド。
心配される南海地震とは、発震機構がまったく別物で2通りの可能性がある節面も不調和。
もちろん別プレート上となる陸側プレートの中央構造線ではないもの。
(俗に言われる「活断層」というのは、陸側プレートの概ね深さが20km程度まで・・・割れるために必要な地殻硬度がそれ以上深くなると失われるため)
現時点では、フィリピン海プレート内部単独でのスラブ内地震。
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7/5に比較的近い場所での陸側プレート浅い震源で震度5強の揺れがありましたが・・・
7月の仏像構造線近くの地震は、太平洋P西進・フィリピン海P西北進・ユーラシアP東進etc・・の
相互作用の中で、圧縮歪ストレスが全体的に掛かっている中の弱い場所が割れたものなので、
間接的にはフィリピン海プレート由来の部分は在り。。
そこは南海トラフ関連の発震に至る数十年間〜のスパンの中で現れるモノ。
一方で、今朝のスラブ内地震はフィリピン海プレートの地殻内部がある条件を揃えた時点で起こる、
プレート内部の脱水作用が関与して起きるタイプのモノだと思われ。
プレート運動ストレスを一気に受け止めている、南海地震を引き起こすとされるプレート同士の固着域
(南海地震の場合は震源域とほぼ100%重なる)
よりもさらに奥に位置する場所。
+境界面ではなくそれより10kmほど深い震源のスラブ内地震で、
この事から南海地震との関連性について言うと、正直あまり関連性はないとおもう。
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