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先ほど16:55内陸部震央の中規模地震があり、地震キタースレが大賑わい(関東民は多いからね)
その中で「だんだん内陸にきてねーか?」というレスを見掛けたので、少し調べてみました。 あの地点を震央としてDepth55km(速報値)となると、一連の大地震を起こしている太平洋プレート境界面ではなく、 (太平洋P境界面なら深さ80〜100kmくらいになります=狭義では「大震災の余震ではない」と) 2005年6月の某会合で産総研が提唱した【第4のプレートブロック】が関与している可能性があります。 このプレートは太平洋プレートとフィリピン海プレートの間、関東平野の直下に位置した独立プロック構造で、 沈み込めずに剥がれた太平洋プレートの残骸ではないかと言われているモノ。 丁度あの震央直下だとDep50〜60kmが上部境界面。 地震のモーメントテンソル解析から見て、南東/北西方向に圧力軸をもつ逆断層型。 この軸方向は、当該プレートが太平洋プレートの上に乗っかり沈み込む等深線にほぼ直交。 おそらく太平洋プレートの沈み込みによる応力が、第4プレートに伝播し動いたものではないかと思われます。 そういう意味では広義での余震と言えなくもありませんが・・・。 規模からしてこのブロック上(ほぼ関東平野一帯)での大きな連鎖の危険はないかと。 太平洋プレートの視点からだと房総東方沖への歪は相変わらずでしょうけれど。 ============= 4/16 11:35 先ほど茨城震度5強? 速報値なので要再確認ですが、こちらは太平洋プレート上部境界面かプロック上面か微妙な位置 深さ的にはどちらでもありそうな感じですが、走向からするとブロック北東端と太平洋Pの接触点? ============= 東日本大震災が南部だと茨木沖で止まったのは、産総研のこの図からも伺えるところで・・ http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20050610/fig1.png (まだ定説化されていない等深図モデルですが) 南から関東地下にもぐり込むフィリピン海プレートや第4ブロックの影響により、 太平洋プレートが茨城〜銚子沖で分断され、或る領域でのもぐり込み角度が変化している。 この変化により歪のたまり具合も大きく変わる訳で、今回たまたまこの境界より北側で 貯まった応力を解放したのだと思われます。 =========== 5/27 比較的珍しい相模湾を震央とする地震がありましたが、震源深さ30km プレート境界としては深すぎるので、沈み込むフィリピン海プレート内部のスラブ内地震。 北西-南東圧縮軸による逆断層型ですが、この走向を生み出す圧力は、 フィリピン海プレートに乗る伊豆陸塊が北上し陸側プレートと衝突している事から発生。 富士山北側の山梨付近の激しい歪圧力場となっている辺りを基点に、 駿河湾東部でほぼ南-北~相模湾で北西-南東という、 扇状に推移する圧力軸方向と一致します。 東日本大震災の影響で、フィリピン海プレートの北上移動が、 活性化傾向にあるのかも知れません。 |