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Hi-net M5.8 Depth67km
気象庁 M5.5 Depth60km 震源:茨城県南部
震央が、仮説ではありますが産総研提唱の関東フラグメントの端に掛かる辺り。
強震域にフラグメントを重ねてみると、ある程度の相関が見えます。 Hi-netの深さであれば太平洋プレート上面とフラグメント底部の 境界面による低角逆断層型。 気象庁の深さであれば、端で厚みの少ないフラグメントの上面と オホーツクプレートとの境界面(現時点でのCMT解不明) 太平洋プレートとの間に存在していたカップリングの強かったところが 特に大きく割れたのかな? それはキッカケというより、2次的に発生したモノかも知れないけれど。 ※7/22追記 書き逃げ同然で放置していましたけど、なんだよなぁ〜と思い少し考察。 元々このブロックは太平洋プレートが沈み込む時に剥がれた表層部分で、 基本的な恒常変動は太平洋プレートのそれに準じていると思われます。 もちろん完全一致ではなく、ブロック上面にはフィリピン海プレートや オホーツクプレートとの接点により摩擦が生じているわけで、 太平洋プレートと違うベクトルを受けています。 訂正された気象庁の震源深さ、およびHi-netのCMT解などから得られる推論は、 311での断層面伝播が収束した理由の一つと思われるこのブロックの存在による 抵抗性のうち、沈み込み自体が阻害されていた太平洋プレートが主に動いたものが 恐らく今回の発震機構。 ============= 気象庁見解 (2011,7,15 22:50) ・地震の概要 発生日時 7月15日21時01分 ・マグニチュード 5.4(暫定値) ・場所および深さ 茨城県南部、深さ66km(暫定値) ・発震機構等 東西方向に圧力軸を持つ逆断層型 (速報) フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界で発生した地震 http://www.jma.go.jp/jma/press/1107/15b/kaisetsu201107152250.html http://www.jma.go.jp/jma/press/1107/15b/kaisetsu201107152250.pdf 関東フラグメントの存在は公式のモノでは無いため、 フィリピン海プレートに置き換えられ、 太平洋プレート上面との境界面逆断層型地震となっています。 |