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気象庁
M3.9 Depth30km
震央は藤枝〜岡部の境付近
(Hi-netによるセントロイドでは藤枝清里2丁目北境付近)
昨日同様(というか昨日以上に)プレート境界面より深い領域での
スラブ内地震。
振幅分布及び811での断層面との調和も加味すると、
断層面が北西-南東となる右横ズレの発震機構かな?
まぁ811とは深さが違うから微妙な考え方ではあるけれど・・・
応力の掛かり方は類似点があるはずなので。
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少し広い範囲で考えてみての追加
東日本大震災で震源拡大がストップした茨城・千葉沖。
スマトラの例などから「割れ残った隣接域での誘発地震」として、
南側の千葉県沖を危惧する考えがあるけれど、
311は動きが拮抗関係にある
【オホーツクプレート(→)//(←)太平洋プレート】
という関係の中でで起きたもの。
割れなかった関東には、仮説とはいえ関東フラグメントが
両者の間に挟まり抵抗となり、
(その影響から銚子付近では311に遅れる形での余効変動を示す)
さらなる南部域は【フィリピン海プレート(←)//(←)太平洋プレート】というように、
プレートの移動ベクトルは拮抗というより類似した同調傾向の関係。
そう考えると、房総南部沖合がスマトラのように単純な推移を示す可能性は
低いかも知れないですね。
この動きの中でストレスが増加するとしたら、関東フラグメント関連で一つ。
二つ目には【ユーラシアプレート(→)//(←)フィリピン海プレート】の場所。
あと陸側プレートの比較的浅い直下型としての、新潟神戸歪集中帯など。
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