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アウターライズ領域で怖いのは、太平洋プレートの岩盤部分が、
深い所~浅い所に掛けて、脆弱になる形。 鉛直方向に割れが生じると、大規模なアウターライズ地震を引き起こすトリガーに なる可能性はあります。 アウターライズ領域の地殻は、上側は曲げ外周で張力優位 下側は逆に圧縮力優位という基本条件になりますが、 仮に深い発震(図の5番など)が張力優位の正断層で動くようであれば、 ちょっと留意が必要なパターン。 震源球があれば、同じ震源であっても危険パターンかどうか把握できるのですが、 今回の一連モノについては小規模発震という事もあり、その辺りは不明。 プレートの3会合付近は、応力の掛かり方が少し変化して複雑になっています。 太平洋P(PA)自体は西北西に進んでいますが、 フィリピン海プレート(PH)の関与により、 太平洋Pの潜り込み角度が高角に変化。 その為なのか、PA-PH境界での発震断層面が、通常の西落ち傾斜ではなく、 南西落ち傾斜気味になる傾向はあります。 P.S. 房総半島の東岸付近も、少し活発化していますね。 あの辺りは確か1996年頃(沿岸部~海洋寄り)・2002年&2007年頃 (半島南部内陸付近)、それぞれ隣接する場所でのスローイベントや 群発活性化が過去にあった場所。 固着性はそれほどでもないと思われますが、PHPと陸側地殻との境界面を中心に、 スラブ内も含め応力歪がたまりやすい場所と思われます。 尚、やはりこの付近になりますが、1987年には千葉県東方沖地震M6.7が、 深さ58km付近で発震しています。 これは上記のプレート境界面より深く、PHスラブ内部のモノで、 九十九里浜南部沿岸にほぼ沿う形での震央面でした。 作業姿勢が怪我に響くのか痛みが引かない事もあり、再び隠遁~~ さらに追記 Hi-netの防災科研のトピックスに、「房総半島沖で「スロー地震」再来」が新しく出ていました。 一部関連するところがあります。 防災科研トップページ http://www.hinet.bosai.go.jp/ トピックスは右側中段あたりになります。 |