・・・同時期に伊豆南方沖の銭洲領域でも発震活性化を見せた件。
駿河湾を横切る石廊崎断層~駿豆断層帯は、
その南北領域でのフィリピン海プレートの変動性質の違いを吸収する役割。
伊豆を乗せたプレートは、本州との衝突で潜り込みがスムーズに行かない伊豆陸塊の影響で、
南側での潜り込み速度よりも制約で遅くなり、通常は北西よりも西向きで圧縮。
(北向きは衝突気味で進めない傾向が強いため)
ところが冒頭の発震は、震源機構解から読み取れるP軸が、
伊豆陸塊の衝突由来で、
図に紫色で示した北向きベクトル主体のものに。
過去の傾向として、
駿豆断層帯を挟んで片側が活性化をしている時、
逆側=今回だと橙色の領域は静かで、
南北の活性域が変わる過程で、駿豆断層帯の活性化も見られる・・・というのがデフォ。
つまりシーソーのような関係。
ところが今回は両方揃ってプチ活性化。
まぁ単純に考えると、AB領域揃ってフィリピン海プレートさんが躍動中・・という事かな?
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