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情報が足りなくて厳密にはわからないのですが、駿河トラフ噛合付近
一連のスラブ内地震とは別 若干の横ズレ成分(恐らく右横ずれ)を含む逆断層型・・ ただし南南西-北北東(ほとんど南-北)に主圧力軸を示すもの(訂正済) つまり東海地震の想定震源節面とは調和的ではない。 「若干の海面変動が見られる可能性」に言及していたので、プレートの噛合後の震央ではなく、 かみ合うごく手前の、フィリピン海プレートがまだ海底岩盤として露出した位置での震央になります。 (定義上、もぐり込む以前なのでスラブとは呼ばない位置) ※8/6追記 Hi-netさん、再々解析で3度目の発震機構解提示ですね(2度の差し替え) ←3度目の改訂版 詳細報告はttp://www.hinet.bosai.go.jp/topics/s-suruga-bay110801/ 余震分布との調和はこれが一番ありますね。 (もしくは余震から節面を求め直し、元々の足りない情報を補完したのかも) これであれば半信半疑だったフィリピン海プレート北上活性化による、 南北圧力軸を採ることが迷い無くできます。 いずれにせよ相模湾~719~今回と続く発震及び、房総沖南部や 関東フラグメント付近での千葉・茨城発震のメカニズム解を見ている限り、 フィリピン海プレートが北上を活性化し、その歪でガクッと割れる発震が目立ちます。 過去になかった訳ではありませんが、頻度は明らかに増加。 気象庁が出していた速報との一番の違いをあえて言うと、 震央が陸側プレート会合の先か手前かの判断。 気象庁はM6前半と言う規模を考慮した上で会合手前の海底岩盤内部と判断し、 「若干の海面変動の恐れ」に言及していましたが、 Hi-net解析では会合の先(西側)、スラブ内地震だと読み取れる報告に。 ============================ 気象庁発表 フィリピン海プレート内部を震源とするモノと発表。 陸側ユーラシアプレートに設置されている体積歪計や恐らく傾斜計には、 東海地震に繋がる変動はナシ。 図1は震源と規模+7/19早朝の震源位置をピンで並べたもの 図2は図3左側の変更前のHi-net情報を元に「張力軸を採用した発震機構解」の自説(後に却下) 図3は訂正された発震機構解(圧力軸優先) ================= 震源地 駿河湾南部 震源時 2011/08/02 20:30:58.71 緯度 34.666N 経度 138.566E 深さ 21.4km マグニチュード 3.0 震源地 駿河湾南部 震源時 2011/08/02 20:42:30.62 緯度 34.674N 経度 138.548E 深さ 24.1km マグニチュード 2.8 M3.0とM2.8からすると、昨夜の地殻内部での破壊面は南側が北側に潜り込む逆断層かな? (ふたつとも昨夜の余震でM2.8の方はスラブ領域まで掛かっているっぽい) P.S. 連絡先を知らない相手で、ある意味良かったのかな? 手段があれば勢いでメルかTELしてしまったかも知れないから(迷惑の素) まぁ、とても切なくなってしまうのだけれども・・・。 |