あってはいけない事ですが、何かの事故により大量放出が起きた場合、
それがデマなのかどうかを個人で判断する材料を持ち合わせない状況と、
それでもドヤ顔で「○○に違いない」と断言していた昨日の自分。
何かが起これば確実にキャッチできる事を目的とするなら、高価な計測器ではなくても、
「安価な警報機」であれば十分なわけで、
ボッたくり価格の頃の1/3価格jまで値下がった某GM管測定器をポチりました。
無いと在るとでは大違い・・・それを思えば15kは安いオモチャですから。
急性的な変化量を想定する他にも・・ついでですけど、
シンチの低濃度測定における感度の良さと、線量率表示向きな特性も捨てがたいのですが、
γ線による外部被爆メインで対処するステージは今のところ該当せず、
どちらかといえばβ線検知による汚染スポットの発見と対処の方が現実的。
一桁違う価格帯まで欲張れば、【GMパンケーキ管+マイカ(雲母)窓】スペックのモノがあり、
感度やマイカ窓の特性が優れているので、今回ポチったオモチャと違い、
軟β線までの検出感度が見込めるのですが(α線まで対応できる仕様ですがそこは機種による)、
マイカ窓(ほとんどコーティング幕に近い)の弱さを考えると、
不器用な自分は程なく破損させてしまうだろうな・・・なので回避。
硬β線とγ線を検出するロシア製GM型
食品の表面汚染すら検出が難しい程度のものですが、
届いたら身の回りの場所を測定してみます。
自治体など発表の空間線量率は、シンチレータ式でγ線のみを測りμSv/hに換算してありますが、
これはエネルギーを感知できるシンチだからこその値。
エネルギー量ではなく、核種同定不可な上に回数をカウントするだけのGM管1本の機種では、
Sv換算は元々無理ですが、
擬似的に表示させるためのベータ線遮断用アルミも用意。
遮断の有無で数値を比較し違いがあれば、β線源が在ると判る仕組み。
但し【γ・β合算値-γのみ値=β線量】ではない※ので、求めるものは線量値ではなくβ線の有無。
※透過力の違いにより、ガイガー管を通過する際に素通りしやすくカウントされにくいγ線と
検知されやすいβ線の違いを前提に考えると解るのですが、
特定γ線で校正された管でβ線を同様にカウントし、補正係数を掛け合わせると、
実際よりも見掛けの数値が上がってしまうため。
まぁ「オモチャ警報機」をポチったとはいえ、納期までしばらく待ちの様子ですが・・。
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